ないなら作るしかないよね
オープンワールドゲームを作るには
オープンワールドのゲームを開発することの難しさは容易に想像できる。
- 広大なマップデータを用意する
- マップをシームレス(画面切り替えなし)に描画する
- オープンワールドに見合ったゲーム量(キャラクター、セリフ、アイテム、BGM、etc…)
これらを同人でどこまで作れるだろうか?
欲張らない
これに限る。欲張らないこと。
東方Projectの二次創作なら例えば、
「幻想郷中を自由に霊夢が飛び回れる」
こういうイメージだ。
まずはこれだけ作れるように目標設定する。キャラクターの量や質なんかこだわらない。
制作に必要なもの
基本的にはゲーム製作に必要なものでいいと思う。(オープンワールド作ったことないけど)
- プログラム
- 画像素材
- 3DCGモデル
- サウンド素材
- その他ゲーム内素材のデータ
素材は物量なので基本的に規模を大きくして作るしかないが、プログラムは0から作らず、オープンワールドのサポートが比較的ある既存のプラットフォームを使おう。UnityやUnreal Engineなどだ。
Unityはみんな使ってる。結構簡単に作れる。でも複雑なシステムになるほど動かしづらくなりそう。Unreal Engineは結構本格的に作れる。その分難易度も高め、動作環境のスペックも高くなりがちなイメージ。
ゲーム内の素材を作る
オープンワールドならまずマップから考えたい
とりあえず基準となるマップデータの規模を試算したい。
幻想郷ってどんなマップなの?
ということで作ったデータがこれ。
原作に幻想郷の描写がどれだけあるのか地名ごとに区分して抽出できるようにした。
地獄や冥界といった異界は切り捨てて、とりあえず幻想郷だけを考えると
- 博麗神社
- 魔法の森
- 人間の里
- 紅魔館
- 命蓮寺
- 妖怪の山
- 迷いの竹林
- 輝針城
- 太陽の畑・無名の丘
- 三途の川
- 無縁塚
大まかにこれだけある。太字には主要施設がある。
それにしても量が多い。こんなの個人で作れるはずがない。
しかし、各地域には主要な施設がある。元々ゲームで展開しているのだから当然だ。
それなら一括でマップを作ろうとせず、分割して開発してしまえばいいのだ。
要するに最終的には幻想郷のオープンワールドマップデータになることを見越して、各地域を舞台にした同人ゲームを小出しで制作していけばいい。そうすればモチベも続くし、何より作ってる感が出る。
※妖怪の山は他とはサイズ感が大きく異なるので扱いに注意。オープンワールド想定で設定するならなお厄介な代物だ。妖怪の山はさらに分割することを推奨したい。
マップ以外の素材も
小出しでゲームを作っていくなら自然と他の素材も増えていく気がする。
魔法の森が舞台なら魔理沙やアリス、成美、慧ノ子が登場するだろうし、
人間の里が舞台なら阿求や小鈴、美宵、文、マミゾウ、萃香…と
そのときの開発ペースにもよるが、物量も増えるのではないか?
開発前の準備
オープンワールドを活かしてどんなゲームにするかそれは人それぞれだろう。
しかし大規模なマップや各素材の管理が必要となる以上、その技術は会得したい。
これを得るにはRPGの開発が効果的だ。他のゲームでもアイテムやスキルのデータベースは作られるが、RPGはロールプレイの特性上、データベースをどれだけ扱いやすく作れるかが鍵となってくる。
また、RPGの制作経験がない場合は、RPGツクールやWOLF RPGエディターなどRPG専門のゲーム開発ツールを触ってみるとデータベースが最初から用意されているので、その感覚をつかみやすい。
とりあえず作ってみては?
大規模な計画は失敗に終わりやすいもの。個人ならなおさら。
そんなときは分割して開発を積み重ねてみてはいかがだろうか。
情報やデータの集積も重要だぞ
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